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家は「買う」もの?「造る」もの?

「家買ったんだって?」

マイホームを持たれた方の多くがその言葉を掛けられたことであろう。
続く言葉は「オメデトウ!」である。

当然、これらは「祝いの言葉」であり、声をかけてくださった方々への感謝のキモチにはなんらかわりは無いが、この、

「(家を)買う」

という言葉にはどうしても、違和感を覚え、つい、

「(家を)造りました」

と言い直してしまう。

これは施主参加型の家づくりをおこなった方には共感していただける感覚と信じている。当然ではあるが、この感覚を皆共感しろと強制するものではないし、そんなものナンセンスである。そもそも私も本 project をおこなうまでは「(家は)買うもの」であった。

オープンシステムや建築家/設計事務所との家づくりをおこなってみて、この「(家を)造る」という感覚が、実は家を建てた後の「(家を)育てる」マインドへの道であることがはっきりとした。

よほど恵まれたヒトでない限り、マイホームの建築はそうそう回数を重ねられるものではない。
おまけにその費用たるや、「人生で一番の買い物」「男の360回ローン」などと言われるように、決して安くはない。
まさしく一大事業である。

そんな貴重な時間だからこそ、

「お祭りは参加してなんぼ」

とここは声を大にして言いたい。


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